No.54, No.53, No.52, No.51, No.50, No.49, No.48[7件]
春が来る。寒さに震えた大地さえ歓喜に震える、ああ、春一番!
あっ太陽出てきやがったな暑苦しいお前を地面に引きずり下ろす
大丈夫、いつか温度を忘れてもそれでも今はあなたが好きよ
貫いた正しさすらも間違いとするなら信じたこれはなに、ゴミ?
ああ夜鷹、燃え尽きた先に星になれあなたが幸せならばそれがいい
あなたへと伝える言葉アイラブユーかちかちかちとキーボード鳴らして
少年は思った。
小さく静まった海を前に、誰よりも大きな背伸びをした。
もう奏でられなくなった旋律を代わりに口ずさめば、海は呼応するようにさざめき立つ。
口ずさむ。
呼応する。
口ずさむ、
こちらを見る。
口ずさむ、
穏やかに微笑んだ海の、その手のひらの、先
ああ、青い青い憧憬の、その先に、
夢と、未来が―――
きっと、待っている。
夢、夢だ。
夢になる。
未来が来る!
強くならなくちゃ、ね。
信じなくちゃ。
誰よりも、自分のために、
海のために。