No.60

月が食べたいって君が言うから、
月を取りに行くことにした。
しめしめ、と
男は考える。

君は人気者だから、
僕じゃなくてもいいかもね。
でも、
月を引っ提げて帰ってくる男なんて、
この世界にそういないよ。
しめしめ。

彼女を欲しがる誰かには、
羨ましがられちゃうのかも。

へへっ、ざまあみろ!